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今ではオンラインショップの開業ノウハウが詳しく解説された本が多数出版されている。それらを数冊読めばネットで商品を売るためのコツを掴むことができる。リアル店舗の開業資金として数千万円の借金をして独立起業するしかなかった時代と比較すれば、商売を始めるための敷居は驚くほど低くなっている。
ただし、開業マニュアル本の中では「ネットで商品を売るため」の手法が詳しく解説されているものの、「商品の仕入れ方」についてはほとんど触れられていない。販売の手法はリアルからオンラインへと変化しても、商品の仕入れについてはいつの時代にも、プロの商売人のみが知り得る秘伝の手法がある。飲食店でいえば、それが「門外不出のレシピ」と言えるもので、長年をかけて築かれてきたノウハウが濃縮されている部分である。

「他店では見つけることができない本当に良い商品」を仕入れることができれば、売る努力(広告宣伝など)はそれほどしなくても、消費者のほうからショップを見つけ出して世に広めてくれるのがネット時代の特性である。賢い消費者から一目置かれるショップ運営をしていくために、経営者は魅力的な商材を掘り起こす優秀なバイヤーとして東奔西走しなくてはならない。


【プロのバイヤー達に向けた情報サービス】
オンラインショップの店主から、大手流通チェーンの仕入れ担当者まで、商品仕入れの責任を負うプロのバイヤー達は、常に「魅力的な商材がどこに潜んでいるのか」「それはどこで仕入れることができるのか」という情報のアンテナを高く張り巡らせている。そのためバイヤー向けの有料情報サービスというのは成り立ちやすい分野だ。
欧米ではどの分野にもほとんど「業界データプロバイダ」と呼ばれる業者が存在している。その内容は業界新聞をさらに詳しくしたもので、業界人向けに、卸価格や取引動向、市場分析予測など市況に関した情報レポートを提供している。一昔前までは海外の市場データを入手することは容易ではなかったが、現在はインターネットで簡単に手に入れられる。例えば、食品市場についてのリアルタイムな情報は豊富で、スイスのフッド・フォー・ソート(FFT)社が提供しているレポートで詳しく業界の最新を知ることができる。
同社は1989年に二人の食品ビジネスコンサルタントが始めた情報サービスで、欧米地域の食品市場をカバーしたデータベースを構築している。データは各国で研究者やコンサルタントによって実地に調査して得たもので、最低週に一回は更新されている。ベビーフードからアルコール類まで網羅した5千件以上にのぼるレポートは、2402200ユーロ(約32,000円〜290,000円)の価格帯でオンライン販売されている。
http://www.fft.com/

もっと詳細な情報を提供するサービスもある。米国のアーナーバリー社は
1858以来米国の食品市場情報を提供しつづけている最も老舗の出版社。リアルタイムで食材の取引市場における価格相場をレポートしている。創始者のベンジャミン氏は客観的で正確な市場価格レポートのニーズに気付き、市場に毎日通ってバイヤー達を取材して毎週土曜日に1ドルでレポートを発行するということから事業を始めた。現在も全米の各市場を毎日レポーターが取材し、その結果をインターネットやファックスなどを通じて契約クライアントに提供している。もちろん客観性と秘匿性(取引業者や取材した内容は極秘)を維持することは、100年以上の同社伝統として守られている。
http://www.urnerbarry.com/

こうしたバイヤー向けの情報サービスは派手に宣伝されることはないため、従来は業界の先輩などからの口コミで教えてもらうという形だったが、今ならば検索エンジンで知ることも可能だ。世界中から有望な商品を発掘したい仕入担当者はこれらの業界情報をソースとして、商談相手としたいメーカーや商社などを絞りこんでゆく。商談の手段はリアルになるほど効果が高いが、最初はメールやファックスでアプローチしてみるのも良い。それに対する返信が好感触であれば、実際に現地へ飛んで具体的な商談〜契約という流れになる。

【買い付けエージェントの活用】
現地での買い付けというと、とにかく海外の現地に飛んで商談をすることになるが、言葉や風俗・商習慣が異なる現地での交渉はそれほど容易ではないしリスクも大きい。そこで最近目立ってきているのが、現地の買い付けエージェントを利用することだ。買い付けエージェントは、クライアントのニーズと条件に合う製品や業者(生産者、卸売業者など)を現地で見つけて交渉、商品の輸出業務までを代行してくれる。 そこで気になるのが、エージェントに支払う買付け手数料だが、一例としてフィリピンの家具買い付けエージェントであるBuying Agent Philippines社では一取引(契約/発注)あたり最低 250ドル〜としている。同社は現地域に住む米国人バイヤーのロバート・J・レオナルド氏が経営している。信頼できる現地のエージェントと出会うことができれば、以降は仕入の都度、バイヤー自身が渡航しなくても取引を代行してもらうことができるため、優秀な現地エージェントを見つけることも仕入れノウハウとして重要だ。
http://www.buyingagentphilippines.com/

【見知らぬ展示会・商談会に足を踏み入れるための勇気】
まだ他社の手垢が付いていない新製品や新たな取引先を発掘したい場合には、各地で行われている業者向けの展示会や商談会へ参加してみることが有意義だ。国内外で開催される展示会の情報は、インターネット上の展示会情報サイトやジェトロのサイトおよび出版物、業界紙や専門誌の広告、業界団体の広報などから拾うことができる。これらを定期的にチェックすることも仕入担当者の重要な仕事の一つ。

ジェトロ(見本市・展示会検索)
http://www.jetro.go.jp/matching/j-messe/

展示会の各ブースでは、普段はなかなか話をすることができない有名企業の責任者と出会えるチャンスもたくさんあるため、そこで積極的に名刺交換や話をしてみることが大切。そこで担当者と気が合うようなら、後日アポを取って再度商談することで具体的な取引へ発展することも珍しくない。他店にはないユニークな商材を扱っているオンラインショップ経営者が新たな仕入先を開拓するのも、海外の展示会や見本市であることが多いのだ。言葉に自信がないのであれば、現地通訳を雇うことで不安は解消される。仕入開拓に最も大切なことは、知らない世界(業界)に足を踏み入れるための勇気と行動力。
今では食材からアパレル、雑貨、原料、希少金属までオンラインマーケットプレイスで調達することができるようになっている。しかしサイト上に公開されている商材の大半は、各メーカーや卸業者が売り先に困って抱えている不良在庫であることが多い。そのため仕入れをネットだけに頼っていたのでは、魅力的な商材を好条件で調達することはできないのだ。商品の売り方を指南する教科書やセミナーはたくさんあっても、仕入れ方に関するノウハウを解説するものは非常に少ない。そこに商売の奥義が隠されている。

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